【タイ就職/転職】海外就職の基本的なステップを解説

アジラボ(@asia_labo)編集長のリョータです。

この記事では、

「海外就職を志す上で、みんなどんな悩みを持っているのか?」

について、

  • これから海外就職を考えている方
  • 今は現実的ではないけど選択肢を持っておきたい方

に向けて書いています。

 

僕自身も普段から海外キャリアやアジア就職について発信し、ご相談もいただくのですが、「みんな具体的にどんな悩みを抱えているのか?」、生の意見を色々とお聞きしてきました。

この記事では、まずはみんなが抱えている代表的な悩みをいくつかご紹介し、最後に「今すぐできること、した方がいいこと」をお話ししたいと思います。

悩みの種①  タイミングはいつにすべきか?

Q. 今の会社でどこまでやったら?

「どこまでやれば決断できるのか」、線引きが難しいですよね。

これは基準を、

  • 「この業務がこなせるようになったら」と、”スキルや能力” にセットするか
  • 「何年やったら」とか「この時点で希望の部署や国にいけなかったら」と “時間” にセットするか

いろいろやり方はあると思います。

Q. 30歳を過ぎると難易度が上がる?

これは海外に限ったことではないですね。

(年齢で括るのは好きではないですが、)30代に入ると20代と比較し、より経験や専門性、それに見合った給与が求められるので、採用のハードルも上がるのが一般的です。

ある程度ポテンシャルを見てくれる20代で行くか、専門性をつけて条件を上げてから行くか、といったキャリア戦略的な面もありますが、あとは本人がどれだけ行きたいか?という思いの強さにもよるでしょう。

 

悩みの種②  専門性をつけてから行くべきか?

Q. いきなり海外就職してから身につけることはできないのか?

これは可能だと僕は思います。

業種や職種にもよるし、少なくともビジネスマンの基礎がどの程度身についた状態なのかにもよります。

あとは、本人がどれだけその軸を武器に今後もやっていきたいと思っているか(腹をくくれているか)の要素も関係してくる気がします。

Q. 自分には専門性が足りないから、好条件での海外就職は難しいのでは?

これも頭をかかえるところですよね。

確かにその通りではあるんですが、「本当に強みも専門性も全くないの?」と思うこともあります。

たとえ自慢できる実績がなくても、取り組んだ期間が短くても、「自分なりに誇れること」は恐らく大小の差はあれど誰にでもあるはずです。

そこにフォーカスをしてみて、自分で整理ができなければ、周りの力を借りることで、新しく見えてくるものがあるかもしれません。

 

悩みの種③  収入についてどう考えるか?

Q. ちゃんと生活していけるのか?

特に現地採用の場合は、おそらくここが一番のネックになる人が多いはずです。

  • 20代のうちは経験を買ってでもトライしてみるか?
  • いや、比較的好条件のオファーをもらうために市場価値を磨くか?
  • 生活費を抑える方向で割り切るか?

いろいろ対処策、妥協案はあると思います。

Q. 将来性、キャリアパスはあるのか?

仮に就職が実現できたとしても、その次をどうするか。

そのまま海外でやり続ける?それとも経験を引っさげて日本に帰る?

いや、「先のことなんてわからんよ」って人も多いはず。

なんせロールモデルが少ないから、イメージしづらいのはよ~くわかります。

まだ転職する気がなくとも、まずは転職サイト/エージェントに登録してみる

これらの悩みを完璧に解決できる人なんていないし、僕だって悩みまくりです。

でもどうしようもないかというとそんなことはなくて、今ある悩みを整理して、ちょっとだけ解決できるかもしれない方法はあります。

  • 「職務経歴書を書いて、キャリアや強みの整理をしてみる(自分を知る)」
  • 「求人票を眺めて、イメージを具体的にしてみる(相手を知る)」
  • 「エージェントや周囲に相談してみる(人の力を借りる)」

先ほどあげたお悩み3つって、ゴールイメージが描けなかったり、自分の分析が仕切れていないってケースが多いと思うんです。

だったら、とりあえず仮決めでもいいから実際のゴールをイメージしてみて、そのためにどうしたらいいかは人の力を借りちゃいましょうって話です。

「職務経歴書を書いて、キャリアや強みの整理をしてみる(自分を知る)」

まずは、転職サイトやエージェントサービスに登録すると、嫌でも自分の経歴を書く必要があります。

多くの人はここで手が止まっちゃうと思いますが(僕もそうでした)、ちょっとだけ踏ん張ってみてください。

これは今すぐ転職するためではなくて、自分の現在地を知るためです。

「求人票を眺めて、イメージを具体的にしてみる(相手を知る)」

次に、希望に近い実際の公開求人を見てみましょう。

もちろん公開求人が世の中の全てではないですが、今現在自分が転職するとしたら、だいたいこんな業務で、こんなポジションで、こんな待遇、と何もないよりは多少なりともイメージはできるはずです。

場合によってはエージェント側から、非公開の求人の紹介やスカウトがくる可能性もあるでしょう。

「エージェントや周囲に相談してみる(人の力を借りる)」

最後に、エージェント含め他の人の力を借りてみるのも有効です。一人で考えるのは当然限界がありますからね。

今すぐ転職する気はなくとも、最初に気軽に面談をしてくれるエージェントはいますし、もしくは周囲の先輩や友人でもいいと思います。

キャリアとしてだけでなく、「人生で何を大事にしたいか」をクリアにする

海外就職にかかわらず人生、仮にどんなに良い選択をしても、大なり小なり何かしら辛いことは待ってますよね。

全て気にしていたらいつまで経っても動けないし、仮に動いたとしても常に不満がつきまとうはず。

だったらせめて、「何かを決める時、人生において絶対譲れないもの3つだけは貫く」と割り切ってみるのはどうでしょう?

この「人生のコア部分」が満たされなかったり、ブレてしまうと、何か辛いことがあると拠り所がなくなって、逃げたくなったりすると思うんです。

でも、逆にそれが満たされるような選択をして、そんな環境に身をおけば、多分他のちっこい不安や悩みは、あとでなんとかすればいいし、どうにでもなるはずです。

「人生における優先順位を立てる」ことについては、以下の私の個人note記事に詳しく書いているので、よければのぞいてみてください。

「やりたいことを仕事にする」 が本当に人生の幸せ? 【それよりも、〇〇を明らかにしよう】

お気軽な就職相談もお待ちしております

  • 海外で働くことに興味はあるけど、具体的には決まっていない
  • 身近に相談できる人がいないから、まずは気軽に相談してみたい

こういったフランクなご相談でも構いませんので、お気軽にご連絡ください!

また、実際に求人情報を見ながら海外就職をご検討されたい場合も、アデコタイランドから求人のご紹介も可能ですので、お気軽にご相談くださいね。

リョータ: アジラボ編集長。タイ・バンコク在住。20代で4カ国勤務を経験し、現在は海外就職に関する発信&キャリア支援を行う。『海外で働く・生きる』のリアルを発信 ■大学純ドメ体育会→挫折&留年→バックパッカーで海外に目覚める→新卒NTT&インド駐在→海外就職で戦略コンサル→現在