タイ就職/転職で失敗するパターンとは?(失敗しないための解決策を3つ教えます)

「海外生活」と聞いてみなさんはどんなことを思い浮かべますか?

多くの場合その言葉だけ聞くと「華やかなイメージ」を持つ人が多いのではないかと思います。例えば、

・高層タワーマンションに住める
・休暇での近隣諸国への旅行
・旅行で大好きになった国での生活

ただ、ネットの情報なんかを見ていると、「そんなに甘くない」とか「やめといと方がいい」とか、ネガティブな情報も出回っていることも事実です。この記事を読んでいる人の中には、もしかしたら実際にタイ生活が思うようにいかず、今まさに苦しい思いをしている方もいるかもしれません。

では、実際のところ「タイ就職/転職の失敗」と呼ばれるものにはどんなパターンがあるのでしょうか?この記事では、その失敗乗り越えるためにはどうすれば良いのか、その対策についてお話しします。

この記事の目次

タイ就職/転職でよく聞く「失敗パターン」とは?

入った会社が合わなかった

よく「入った会社がブラック企業だった」とか「短期での退職になってしまった」という話を耳にします。これはタイだけでなく海外就職全般でよく聞きますね。入社後のギャップが発生することは日本に比べると多いことも事実です。そして、このギャップにもいろいろあります。

  • 任されるはずだった仕事内容と違う!
  • 雇用条件が違う!VISAが取れない!
  • 上司と相性が合わない!

その結果、せっかく就職したのにまた転職活動しなきゃとか、短期離職すると今後転職活動をするときにマイナスになってしまったりとか、場合によってはなかなかいい仕事が見つけられず早々に帰国、なんてケースも実は結構あったりするんです。

なぜ失敗が起きやすいの?(日本とタイでの就職/転職活動の違い)

失敗というのはもちろん人によって違うと思います。ただ海外の場合共通して言えるのは「タイでの生活や仕事が思っていたのと違った」というタイに来る前とのギャップに苦しんでうまくいかなかったことを失敗と呼ぶパターンが圧倒的に多いように思います。

というのも日本での転職や移住に比べ、タイや海外での就職/転職は圧倒的に事前の情報が不足しています。なので「思っていたのと違う!」というのは起こりやすい、というか「起こって当たり前」なんですね。「誰でも一度は通る道なんだ」と開き直るくらいでちょうどいいんです。なので、自分を責めたりしないでくださいね。

では、これからどうやってよくしていけばいいのか?を考えて行きましょう。既にタイや海外で就職してつらい状況にいる方も、まだ諦めないでください!今からでもできることもありますよ!

タイ就職/転職での失敗を減らすための解決策3つ

① 入社を決めるときは、条件面だけでなく「人」との相性を見る【最重要】

おそらく、この人間関係に悩みを抱えて仕事がイヤになってしまう、なんてことが多いんじゃないかなと思います。でもこれも、あなた自身が悪いということでは決してないんです。

例えば、仮に上司や同僚と相性が合わなかった場合に、日本の大企業で働く場合は規模も大きいので、社内の部署異動でカバーできたりします。しかしタイや海外の現地法人の場合、日本人の数は圧倒的に少ないため、異動できる別の部署やチームがそもそもあまりないことが多いんですよね。そうなると、社内で居心地が悪くなってしまったら、もう退職しか道が残されていない、なんてことも良くあったりします。

もしこれからタイでの就職/転職活動をする際は、求人票に書かれている仕事内容や給与・待遇といった目に見える「条件」ばかりに気を取られるのではなく、「この人たちと働きたいか」といった目に見えない「フィーリング」の部分はを重要視してみると、意外と自分にあった環境が見つかる可能性は高いと思います。

② 仕事を探すときに、求人票の内容だけを鵜呑みにしない

特にタイでの現地採用の場合、「自分はこの給与水準でもちゃんと生活していけるのか?」が何よりも先に気になりますよね。なので、給与面や福利厚生面に目がいってしまうのは仕方ないことです。これは、ほぼ全ての人がそうだと思います。

でも、求人票に載っている情報だけで判断するのは、結構注意が必要なんです。なぜなら求人票というのは「企業や人材紹介会社が応募を募るために作っているもの」だからです。仮に一見めちゃくちゃいい待遇が書かれていたり、いいことばかり書かれていたら要注意。魅力的に見せようとしたり、何か裏があるのにそれを隠そうとしている可能性もあります。

もし、これから就職の際に求人のどのポイントを見ればいいの?と迷った際は、以下の記事で解説しているので、チェックしてみてくださいね。

 >【タイ就職・転職】失敗しない企業選びのポイント

③ 内定をもらったら、入社前に「雇用条件」をくまなく確認する(転職エージェントを使う)

まずは内定をもらえると一安心しますよね。(まずはおめでとうございます!)

でも、ちょっと冷静になりましょう。ここでもう一つ確認することがあなたの入社後をよりハッピーにしてくれます。求人票の内容や条件が本当に正しいのか。これを最後に確認することをお忘れなく。

意外とみんなここができていないことが多いです。どうしても内定をもらったら安心しちゃいますからね(笑) でも、自分一人で内定先企業と細かい確認をしたり交渉したりするのは結構シンドイですよね(こいつうるさいなぁって思われたくないし。。。)そこは担当の転職エージェントをクッションにしてやるのが一番おすすめです!

そこで、じゃあ何をどうやって確認したらいいのか?について、入社前に確認すべきことリストを以下の記事にまとめています。

 >【タイ就職・転職】内定をもらったらここを確認!(雇用契約書、VISA/WPはちゃんと取れる!?)

まとめ

自分が育った場所を離れ新しい国で生活するわけですから、失敗はたくさんして当然です。そして、苦しんでいるのは決してあなただけではありません。しかも、それを「失敗」と捉えるかは自分次第ですし、これから成功に変えていくこともできると思っています。

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リョータ

タイ・バンコク在住。海外(アジア)在住歴は5年目。20代で4カ国勤務を経験。

新卒でIT企業に就職後、インドのムンバイへ1年間のトレーニー派遣を経験。激しいインドの洗礼を乗り越え日本へ帰還するも、モヤモヤを抱える日々。悩んだ末にアジア就職を果たし、戦略コンサルティング企業にて、タイ&ベトナムに約3年間勤務。現在は海外就職/キャリアについて発信する傍ら、
アデコタイランドにて就職・キャリア支援も行う。
自身の経験をベースに、真っ直ぐ・本音で向き合うことをモットーとしている。

具体的に仕事を見つけたい場合​

また、もし既にタイ就職を具体的に検討していて実際に求人紹介をご希望の際は、キャリアコンサルタントとしてご要望に合わせてオーダーメイドの求人リストを作成しご紹介することも可能です。また履歴書の添削、面接対策等にも力を入れていますので、お気軽にお問い合わせください。


【タイ就職マニュアル】企業選びの際に見るべきポイント3つ

リョータ: アジラボ編集長。タイ・バンコク在住。20代で4カ国勤務を経験し、現在は海外就職に関する発信&キャリア支援を行う。『海外で働く・生きる』のリアルを発信 ■大学純ドメ体育会→挫折&留年→バックパッカーで海外に目覚める→新卒NTT&インド駐在→海外就職で戦略コンサル→現在