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【タイ就職で失敗しない!】実はあなどれない「試用期間」の裏側

リョータ
アジラボ編集長/Co-Founder リョータ

タイ/バンコク在住。自身の海外就職・移住の経験をもとに「海外で生きる日本人がもっと輝ける世界」を実現するために、アジラボを立ち上げる。キャリアコンサルタント(アジア)←元戦略コンサル(タイ/ベトナム)←新卒NTT(インド駐在)

「内定が出た!やった!」
「ラッキーなことに高額なオファーが出そう!」

もちろん、仕事が決まるのは嬉しいことですよね。

ただそんなみなさんに、入社を決める前にぜひ知っておいてほしいことがあります。それは入社後約4ヶ月(119日間)の試用期間の存在です。

意外と見落としがちなこの試用期間。実はここを通過できない事例も少なくないのです。

特にコロナ禍では採用する企業側も慎重に人を選ぶ傾向にあるため、入社する側も自分の身を守るためにしっかりと企業との相性を見極める作業が重要になってきます。

この記事では、その対策を解説していきます。

試用期間を通過するための対策3つ

① 給与とパフォーマンスのギャップをできる限り減らす

試用期間を通過できない理由で、もっとも多いのがこのパターンです。

給与を高く求めすぎると、入社後にそのギャップが浮き彫りとなり、「うーん、なんだか給与と見合わないから」と思われてしまうケースです。

当然「高い給与でラッキー」と思ってしまうことがほとんどです(僕もそうです…)が、実は後で自分の首を絞めてしまう危険性もあるのです。

当然、入社前にしっかりと希望給与を伝えることは必要です。ただし、

  • 試用期間は給与をあげすぎず、パスしたら上げてもらうように交渉する
  • 最初の給与が希望に届かなくても、昇給がどのくらい見込めそうか?(社内の制度や事例も含めて入社を判断する)

など、なるべく長くその会社に勤めることができるように、試用期間から無理に期待値を上げすぎないことも重要になってきます。

② タイ人社員との関係性をおろそかにしない

タイ人からすると、日本人の給与は非常に高く見えます。

日本人の最低給与水準と言われている5万バーツは、タイ人にとっては管理職クラスの給与に値します。よって、高い給与で入ってきたことはすぐに社内に知れ渡ると思ったほうが良いでしょう。

タイ人からしたら、新しく入ってきた日本人が自分より若く経験も少ないのに高額な給与をもらっていたら、やはりどうしても厳しい目で見てしまうのは当然ですよね…

そこで重要なのは、「そのときにどのような立ち回りをするのか」です。

タイ人社員をリスペクトし味方にするのか、それとも日本人同士でかたまりむげに扱うのか。タイ人を味方にしないと社内での居場所がなくなり、会社としても扱いづらい存在となるため、試用期間をパスできないという事例も実は少なくないのです。

③ 「試用期間の意味合い」を入社前に確認する

試用期間は勉強の期間なのか、成果を出す期間なのかは各社によって様々です。また、採用する側とされる側の認識にギャップがあることも良くあります。

ですので、入社時のタイミングでしっかりと採用される理由を確認し、試用期間で何をすべきか?出すべきパフォーマンスを確認しておきましょう。

最後に

このコロナ禍で、日本からタイに来ることも、タイ国内で転職することも、今までと比べると簡単なことではありません。

せっかく勝ち取った機会だからこそ、また振り出しに戻ってしまうことのないよう、はやる気持ちをちょっとだけ抑えてしっかり入社前の確認をして欲しいと強く思っています。

また、内定先との交渉や確認はすべて自分だけでやるのも難しいところもあります。ですので、もし転職エージェントを使っているのであれば、担当のコンサルタントにぜひ力を借りてみてください。

これからタイ就職/転職をしたい方は

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