近年日本でも一般的になりつつあるインターンシップ。マイナビの 「2018年度マイナビ大学生インターンシップ調査」 によると、インターンシップ参加率は72.8%で3年連続増加していることが分かりました 。つまり就活を控える学生のうち約7割の学生が何らかのインターンシップ(1day含む)に参加していることになります。

今回は、同じアジアの中でも日本人人気の高いタイ王国において「インターンシップ」がどのように認知されているのか、様々な疑問を社内のタイ人インターンに聞いてきました。

対象者(タイ人大学生4名)

  • Wave(21) Assumption University/ Business Management
  • Hotdog(22) Assumption University/Business Management
  • Pretty(21) Thamasat University / English
  • Natt(19) Washington University / IT

Nattくんは夏休みの期間だけアメリカから帰国してタイでインターンシップを行っているようです。タイの学生恐るべし(笑)

インターンをしないと卒業できない⁉︎

タイで名の知れた大学の多くは、学部によってインターンシップが必修科目に含まれます。日本のように「参加するとベター」というわけではなく「参加しなればならないもの」なのです。参加しなければいけない学生は主にビジネスを勉強している人、というのも授業で学んだ「知識」を「応用」させることや実際にどのように使われているのか「知ること」を重視するからだそうです。

Hotdog
僕はビジネス専攻だから必修科目の1つに入っているんだ!
Pretty
私は文学部だからインターンをしなければいけないということは無かったんだけど、周りの友達もみんなインターンに行っているから私も行くことにしたんだ!

タイのインターンも3年次の夏がシーズン!

日本の大学生同様、多くのタイ人学生も就職活動を見据えて3年次の夏休みにインターンシップに参加します。一般的な期間は「1週間以上」と日本より長いことが特徴です。一定期間経たないとインターン単位として認められないということも要因の1つでしょう。

日本とは異なり「1day」や「2days」の短期インターンシップはタイではほとんどなく、あったとしても「インターンシップ」に参加したことにはならないそうです。

タイの学生の多くは、夏休みを利用して「サマーインターンシップ」に参加します。更に、就職活動が卒業後に行われるタイでは、4年次にインターンを行う人もいます。

インターン探しはツテが大事⁉︎

タイではインターンシップを探すとき「ツテ」が重要となります。今回インタビューした学生たちも全員ツテを使ってインターンに参加していました。日本とは異なりマイナビやリクナビのようなインターン探しのアプリはなく、自力で道を開拓しなければならないという点で敷居は高めです。

Wave
僕は大学のゼミの教授のツテで来たんだ。毎年その教授は何人か学生を会社に紹介しているみたいで、会社側も、ある程度の能力が保証された学生を確保できるのは利点だと思うよ!
Nat
僕は親戚のおじさんの紹介でインターン先を決めたよ。身内の紹介も重要なコネなんだ。

タイのインターンは無給が当たり前!

ある調査によると、日本のインターンのうち約4%ほどしか有給はないとのことが分かりました。

タイにおいても同様で、殆どの企業で給料は支払われません。しかし、一概に無給と言っても1dayをカウントする日本と中・長期インターンシップが多いタイにおいて、その意味は変わってくるでしょう。しかし交通費は支給されることが多いようです。

Wave
実際に働く経験を通して会社がどのように成り立っているのか、社員の方々がどのように感じて働いているのかが見たかったんだ!そもそもお金はインターンシップに求めていないよ。

インターンで対面面接⁈

インターンとして採用されるためには多くの場合テストを受験しなければなりません。今回インタビューを行った学生は皆「性格診断テスト」のようなものを受けたようです。その後に待ち受けるのは人事部との面接。海外在住者はSkype面接も可能ですが、多くの場合、対面面接が主流です。

質問内容は「なぜインターンシップを行いたいのか」「どうしてその会社なのか」「キャリアをどう考えているか」等のジェネラルなものが多いそうです。

最後に一言

いかがでしたでしょうか?今回は社内のタイ人に時間をもらって日本とタイのインターンの違いについて話し合いました。

一番大きな違いはインターンシップがビジネス化しているか否かということではないでしょうか?日本では、インターンシップを探すためのエージェントや仲介会社が数多くありますが、タイにおいてはツテが何よりも大事というのは新事実です。

注意点としては、タイのインターンが全部上記のようではないということ、そして有名大学在学者の間でのみインターンシップは普及しているということ。実際、貧富の格差が激しいタイにおいてインターンシップを行う学生は相対的に日本より少ないです。

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