新型コロナウイルスによる日本人のタイ就職への影響(3/19更新)

今回はタイ・海外就職を目指す多くの方が懸念しているであろう「新型コロナウイルスによる日本人のタイ就職への影響」について、タイでの日本人紹介を行うアデコタイランドより、現状をお伝えします。

この記事はあくまで客観的な事実をお伝えするものですので、最終的なご判断は一個人で行っていただけますようお願いします。
※3/19時点の現状です。情報は随時更新していきます。

タイ国内の状況(日本からの渡航に影響は?)

航空会社各社の対応(3/16時点):


LCC最大手であるエアアジアを始め、いくつかの航空会社が運休・減便の対応をしています。

<エアアジア>
316日(月)から616日(火)まで、日本路線の一時運休を発表(バンコクと東京(成田)、大阪(関西)、札幌(新千歳)、名古屋(中部)、福岡を結ぶ日本路線の全路線)
エアアジアWebサイト

<タイ航空>
当面、日本路線を含む一部国際線の一時運休・減便を行うと発表
タイ航空Webサイト

<ライオンエアー>
3/31まで、「バンコク⇆日本すべての空港間」での一時運休を発表

タイへの渡航者に関するアナウンス:

(3/19時点)

タイ政府観光庁から公式発表があり、 21日(土)0時から、日本からタイへの渡航には医療機関が発行した英文の健康証明書(新型コロナウイルス陰性証明を含み、出発日の72時間前までに発行されていること)などが必要になりました。

一部抜粋
(1)過去14日間の乗客の移動履歴を確認し、感染地域および感染拡大地域に移動したかどうかを確認する。
(2)医療機関が発行した英文の健康証明書を確認する。健康証明書は、新型コロナウイルス陰性証明を含み、出発日の72時間前までに発行されていること。
(3)健康保険を確認する。海外旅行中の医療費の全額をカバーする10万米ドル相当かそれ以上のもの。

https://www.thailandtravel.or.jp/news/66243/

(3/16時点)

新型コロナウィルスに関するお知らせ(3月12日)

3月11日夜、タイ保健省は、タイ感染症法に基づく新型コロナウィルス感染症 (COVID-19) 対策の内容について以下のとおり発表しました。

・日本を含む感染が拡大している地域(現時点では、日本、台湾、シンガポール、ドイツ、フランス及びスペイン)からの渡航者は、観察下に置かれるが、必ずしも自宅待機は要請されていない。
・危険感染症地域(韓国、中国、イタリア及びイラン)からの渡航者は、自宅等における自己検疫となり、外出が禁止される。

在タイ日本国大使館Webサイトより

国だけでなく企業や組織単位でも対策を立てているところが多く、例えば私たちの所属するアデコタイランドでは、日本(その他アジア含む)へ渡航した社員は帰国後2週間の自宅勤務を義務付けられていたり、日系企業の現地法人も「不要不急の出張や海外渡航は極力控える」というような方針を打ち出しているところも少なくないようです。

もちろん今後状況が変わる可能性もあるため、引き続きウォッチは必要です。

日本人のタイ就職状況における変化(採用への影響は?)

日々タイの日系企業の採用担当者の方とやり取りをしていく中で、もちろん一部コロナウイルスの影響を受けている業界や企業はあるものの、全体の流れとしては採用活動自体は継続している企業が多い印象を受けます。(3/16時点)

・業界によっては採用活動自体をストップしている企業も

コロナウイルスの影響をダイレクトに受けやすい業界(例えば観光業等)では、採用状況に影響が出ている企業もあります。

「現在、観光業ではコロナウイルスの影響で非常に厳しく給与削減の声もある中当社も例外に洩れず、この時期の人材の採用が難しい状況でございます。 
今回、とても好印象でありました〇〇様にはぜひ一緒に働いていただきたかったのですが、本社の意向もあり、このウイルスの終息までは採用を控えたいと存じます。
大変残念で、また誠に申し訳ございませんがどうぞ宜しくお願い致します。 」

(日系観光・レジャー企業担当者)

・採用自体は続けるも、「対面面接の回避」で策を講じる企業も

採用活動は続けるものの、感染対策のために対面での面接を避け、面接はSkypeのみで実施する企業もあります。

主な例

【オートリース企業】
これまで対面面接なしでの採用実績はなかったが、初めてSkypeだけで内定

【製造業向けIT系企業】
対面面接を一時廃止し、Skypeのみで選考

【カスタマーサポート企業】
対面面接を一時廃止し、Skypeのみで選考

このように、今までは基本的に対面面接が必要だったものの、Skype面接のみで内定判断が出るようになった企業もあるということです。

当然、今までは対面面接ができるタイ在住者が有利な状況でしたが、今回の流れにより”日本在住でも同じ土俵で戦う” ことになるわけなので、この点においては日本からのタイ就職希望者にとって必ずしもネガティブな要素ばかりではないとも言えるかもしれません。

この状況がいつ収束するかは分かりませんが、今のうちにオンラインでの情報収集をしたり、現地のエージェントに相談をしてみたりと、転職活動を進めておくこと自体は可能です。

もちろん今後変化が起こる可能性は否定できませんが、採用活動自体を継続している企業は多くあり、実際に内定も出ています。(ただし内定が出ても渡航や勤務開始日が後ろ倒しになる可能性は否めません)

一方で、「海外就職の優先度・緊急度はそこまで高くないので、コロナが終息するまでは様子を見よう」といった求職者の方もいるため、海外就職への優先度が高く本気で海外・タイ就職を目指したい方にとっては、捉えようによってはライバルが少なく、選考を受ける上ではチャンスとも言えるかもしれません。

タイでの就職活動に関する詳しい情報が欲しいという方は、まずは以下の2本の記事を読んでいただくと概況がつかめるかと思います。

この状況がいち早く終息するのを願うばかりですし、就職をサポートする我々としてできることは、”タイ・海外での就職を目指す方に情報を届けること” が今できることだと思っています。

繰り返しになりますが、この状況において明確な正解はなく、どう行動するかは個々人の判断です。

一部の報道に踊らされて必要以上に悲観的になるのではなく、かといって状況を無視して「大丈夫だろう」と楽観的にもなりすぎず、情報を正しく判断し、しっかり状況を見極めながら行動しましょう。

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