【海外就職マニュアル】転職の軸の定め方(最重要)
サワディーカップ、アジラボのリョータです。
この記事は、海外での就職・転職活動を始める上で、できれば一番最初に見て欲しい内容です。
というのも、僕も最初に海外に出てくるとき、自分の軸が定まらず、なかなか仕事を見つけるのに苦労したので、これをもっと早く知っておきたかったと思うからです。
もう早速結論から言ってしまうと、仕事を選ぶ上での「軸」とは、
「これさえ満たされていれば、仮に他が満たされていなくても乗り切れるもの」
何か迷った時に自分を支えてくれるものだと思っています。
なぜ海外就職で「軸を定めること」が重要なのか?
理由は大きく2つあるかと思います。
- 海外は日本に比べて判断材料が少ないので、この軸がないと「自分に合った職場を見極めること」が難しいから
- 入社後も「思っていたのと違った」というギャップが起きやすいので、何か迷った際に自分を支えてくれるから
では、実際にどのように軸を定めていけばいいか見ていきましょう。
海外就職での「軸」を定める方法
仕事を選ぶ上で重要なことランキングTOP3をつける
仕事内容、年収、社風、やりがい、ワークライフバランス….. いろいろありますね。
ただ一つ言えることは、「全てが揃ったバラ色の職場なんてそもそもない」ってことだと思うんです。
その中でどんな嫌なことがあっても「これだけは譲れない最優先項目」をクリアにすることが大事だと思います。
これがあれば、辛い時も支えてくれる。
「いろいろあるけど、一番大事なやつは満たされてるよね」と思えると気持ちがラクなんですよね。
決める際の判断軸がブレてしまうから4位以下は最低限クリアしてればいい、という風に割り切れると理想です。
その中で「海外に住む・働く」の優先順位は?
もし、TOP3に入ってないなら、海外に出ることが正解ではない or 今がタイミングじゃないということかもしれません。
なぜか、「海外就職」を最優先においた場合、日本よりも「妥協すること」が多くなるからです。
優先順位が整理できていない or よく考えてみたら海外の優先順位がそんなに高くない場合、結局今のこだわりを捨てきれず、諦めてしまうケースも多いのです。
ただ、そうはいっても、簡単じゃないですよね。
海外就職って日本に比べて事前の情報が少なすぎるので、転職活動を進めていく中で知らなかった現実を知り、コロコロ変わっていったりする。実際に活動を進めていく中で考えが変化していく人もたくさんいます。
なので「転職活動をしながら、動きながら軸を決めていこう」と考えていくのでも十分だと思います。
とはいえ、これだけではわかりにくいと思うので、僕の事例を交えて詳しく説明します。
僕の海外就職の軸(具体例)
いろいろ考えた結果、転職の軸はこの3つ(重要な順番)
【1位】「タイで生活すること」(ロケーション)
【2位】一緒に仕事をする上司、仲間と「価値観が合致しているか?」(人)
【3位】自分が必要とされているフィールドで働くこと(なるべく自分にしかできないこと)
ただここの軸が見えるまでは、もっといろいろあったわけで、、整理するのに時間がかかりました。例えば、整理ができていない時の僕はこんな感じ↓
「年収は、できれば日本の時と同じくらい…」
「仕事内容は… やりたいことをやる。将来食っていけるスキルを身につけるために、Webマーケの仕事がしたい。経験あんまないけど….」
「将来のキャリアパスにつながることも外せない…」
ホントにあれもこれもと思っていたんですね。。。
でも結局…
「年収は、額面だけでなく可処分所得で見ること(収入額が減っても生活コストも減る)、昇給の可能性があるか次第で、将来的にカバーできる!」
「仕事内容は、そもそも日本人のポジションが少ない中で、やりたいことにこだわりすぎてしまうと、これ見つかるまでに何年かかるんだ。。。となる」
「キャリアパスは、深く考えて見ても、そもそも海外なんて確実に約束された道なんてものはそもそもない!」
実際にがっつり就活して、現実を知って気づいたことでした。
まとめ
全てが叶う理想の職場なんてない。ましてや海外で日本人ができる仕事は限られているので、路頭に迷わないように仕事選びの「軸」を持っておくことが重要
Point1
軸とは「これさえ満たされていれば、仮に他が満たされていなくても乗り切れる、迷った時に自分を支えてくれるもの」
Point2
まずは仕事を選ぶ上で重要なことTOP3を作ろう。それ以外は折り合いをつける。「海外で働くこと」は、何番目に入ってる?
Point3
いかがでしたか?
皆さんも一度、まずは「今の時点でのTop3」を少しだけ考えてみることをオススメします。
また、もし自分一人でランク付けが難しければ、僕自身の経験を通して「優先順位をクリアにする」お手伝いをさせていただければと思いますので、お気軽にご相談ください。