【タイ就職マニュアル】企業選びの際に見るべきポイント3つ
アジラボのリョータです。
僕は普段、海外就職や海外キャリアについて発信しているのですが、これまでタイ・インド・ベトナムで働いてきて、現在はキャリアコンサルタントとして働いているので、「実体験」と「現場での生情報」を合わせて、お話しします。
今日は、「海外転職で、企業を選ぶ上で気をつけるポイント」ついてご説明します。
皆さんも当然、自分にあった仕事を見つけたいですよね?ただ、海外就職って日本に比べて圧倒的に情報が足りないので、自分に合うかの判断がしにくいと、別の記事でもお伝えしました。だから、「入社してみたら全然思っていたのと違った!」なんてギャップがそもそも起きやすいんですね。
そこで、そういったギャップをできる限り減らすために「見るべきポイント」を3つ厳選し、解説いたします。
① 求人票の記載内容
特にアジアでの就職の場合、日本よりも物価水準が低い国が多いため、どうしても給与・待遇にばかり目が行きがちです。
そこで、月給の記載内容だけで安易に判断せず、年収換算することを意識しましょう。
求人票では、例えば給与の他にも以下のようなポイントもトータルで見て行くこと。
・ボーナスがあるか?何ヶ月分で、どのような仕組みになっているか?
・福利厚生/手当はどうか?交通費支給や住居手当、タイの場合は郊外通勤の場合の送迎付きかなど、いろんな手当がある
全部トータルで計算することを意識しましょう。
② これまでの採用実績・離職率
海外の場合、情報が少ないので入社前にマッチング度合いを図るのは難易度が高いことが多いです。日本であれば、口コミサイトなど、社内の声を情報として手に入れることができますが、海外になると、そもそも在籍している日本人が圧倒的に少ないですから、表に情報が出てきにくくなります。
そこで、
・企業の採用実績、例えばどんな人が採用されたかのか?今どんな人が働いているのか?
・入社した人たちがどれだけ定着しているのか?
を転職エージェントの担当者に質問してみると、良くも悪くも求人票では見えていない部分が見えてくると思います。
③ 面接官の姿勢・人柄(特に大事!)
・求職者に対してリスペクトや、面接への熱意があるか?
例えば、横柄な態度・適当な対応が見られた場合は、「自分の部下になる可能性がある人に対しての対応」ということです。特に、熱意が感じられない面接だった場合、注意が必要です。
仕事をしていく上で
・「人間性を理解しよう」
・「キャリアパスをどう考えているのか」
・「あなたのことに真剣に向き合ってくれているか」
が重要なポイントになります。
こういった深く理解しようとする姿勢が感じられない場合は、「ただ人材がほしいだけ≒ただ手足となって動いてくれればいい」と思っている可能性があります。
・企業と転職者は対等な立場。自分が企業からチェックされているだけでなく、「自分も企業をチェックする意識」を持つべし
タイ就職は、タイ人100人に対して、日本人は数名の会社がほとんどで、圧倒的に日本人は少ないことが多いです。なので、現場の上司との相性や職場、同僚の雰囲気は、仕事を続けていく中で、非常に重要なポイントになります。特に、仮に条件面だけで就職を決めてしまうと痛い目に合うこともあります。
具体例として、
・給料が高すぎて、求められていることに答えられず、会社での居心地が悪くなる。
・上司と相性があわない場合、移動するポジションもないので退職の道しか残っていない
など。面接時には、面接管の人柄やオフィスの雰囲気など、条件面以外のところもチェックしましょう。
まとめ
とはいえ、転職というのはそんなにたくさん機会があるわけではないし、なかなか企業を見極めるってことは簡単ではありません。実際に選考を進めるとどうしても「内定を取ってタイ就職を実現すること」に気持ちがいってしまうのは当然です。
その中でもしっかり客観的な視点を持って判断できるかが、自分に合った企業を見つける=就職の成功につながるのではないかと思います。
個別のお悩みがある際は、Twitter, LINEのアカウントも概要欄に貼っておきますのでぜひお気軽にお相談ください。
もし具体的に仕事を見つけたい場合は
また、もし既に海外就職を具体的に検討していて実際に仕事を紹介して欲しい場合は、キャリアコンサルタントとしてご要望に合わせてオーダーメイドの求人リストを紹介することも可能です。
また履歴書の添削、面接対策等にも力を入れていますので、お気軽にお問い合わせください。
※求人紹介は、今回はタイに限らせていただきます。
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リョータ
タイ・バンコク在住。海外(アジア)在住歴は5年目。20代で4カ国勤務を経験。
新卒でIT企業に就職後、インドのムンバイへ1年間のトレーニー派遣を経験。激しいインドの洗礼を乗り越え日本へ帰還するも、モヤモヤを抱える日々。悩んだ末にアジア就職を果たし、戦略コンサルティング企業にて、タイ&ベトナムに約3年間勤務。現在は海外就職/キャリアについて発信する傍ら、
アデコタイランドにて就職・キャリア支援も行う。
自身の経験をベースに、真っ直ぐ・本音で向き合うことをモットーとしている。