【タイ就職・転職を成功させる3つのカギ】プロのエージェント目線で解説します!

サワディーカップ、アジラボ編集長のリョータです。

今回は「タイ就職を成功させるカギ」というテーマで、タイ就職動向を日々ウォッチしているアデコタイランドのキャリアコンサルタントの視点から解説します。

まずはじめにお伝えしておくと「タイ就職はオススメだよ!みんな来ちゃいなよ!」というような表面的な内容ではなく、日頃からタイ就職に向き合っている我々だからこそお話しできる、リアルな現実にもしっかりと触れていきます。

ですので、中には少し厳しい話もあるかもしれません。ただ、我々が自信を持って言えることが一つあります。それは、

「海外就職への第一歩として、タイはとても適性の高い国だということ」

多くの方にタイ就職の魅力を知っていただきたいからこそ、本気で実現を目指すために知っておくべきことを厳選してお伝えします。

タイ就職/転職事情をおさらい

現在のタイ就職市場は、企業側が人を選べる「買い手市場」

タイには多くの日系企業が進出していますが、その中でも最も多いのが自動車産業をはじめとする製造業です。

しかし昨今は中韓勢の台頭など様々な要因が重なり、タイのみならず世界的に日系製造業のプレゼンスは停滞気味で、海外で働きたい日本人の需要にも影響が出始めています。

一方でタイ就職は海外の中でも日本人にとって根強い人気があり、景気が悪くなったとしてもタイ就職を目指す求職者はあとを絶ちません。

そうすると、需要に対する供給過多が起こり、例えば人気の高いバンコク中心部の1つの求人に対し、数十人の応募が殺到するといった状況が生まれることもあります。

「買い手市場」において、企業側が求める人材とは?

多くの応募が来た際に企業の採用担当者が見るポイントの一つに「会社やタイにフィットし、長く定着してくれそうか?」という要素があります。

要するに「タイに住み、働いた経験があること」や「対面で面接ができること」といった、採用リスクが少ないこと” を重要視する傾向にあるということです。

(もちろん上記に当てはまらない場合でも、企業が求める条件やスキルにピッタリとマッチしている場合はこの限りではありません)

と、ここまでの話で、

「えぇー、タイ就職って簡単じゃないの?」

「難しいなら他の国にしようかな。。。」

そんなふうに感じてしまった方ももしかしたらいるかもしれません。

では、このような状況下でタイ就職を真剣に目指すにはどんなことが必要なのか?これから詳しく説明していきます。

【タイ就職/転職成功のカギ①】日本人がタイで必要とされる理由を理解する

日本人がタイで必要とされる一つの条件として、「タイ人ではできない仕事であること」があげられます。

タイでの日本人の最低給与は5万バーツと定められていますが、この額は実はタイ人にとっては、管理職/マネージャーレベルの給与水準ということもあり、「高い給与を払ってでも日本人である必要がある仕事か?」という視点で企業は採用活動をしています。

では、日本人が必要とされるポジションとは?

日本での就職に比べると、日本人がタイで就職する場合は選択肢が限られてきます。

日本人が必要とされる仕事は基本的にはパターンが決まっていて、大きくは以下の二つにわけられます。

  1. 日本人のお客さん(もしくは社内)との折衝の頻度が高いポジション(営業・カスタマーサービス・管理部門)
  2. スキルが高くてタイ人を教育できるポジション(ITエンジニア、工業系エンジニア、会計・法務、管理職等)

1はとてもわかりやすい部類ですが、お客さんが日本人の場合、やはり言語や文化の面で日本人であることが有利に働くことが多いです。

困ったときに相談する相手としては、やはり細かなニュアンスまで理解し合える日本人の方が相談しやすいですからね。


また2に関しては、自身の経験値を生かし、現場のタイ人メンバーを統率し動かすことができる役割も、特に日系企業の場合は求められます。

逆にタイ人で代替可能なポジションは競争率が高い

これは一例ですが、例えばバックオフィス(総務や経理、人事等)などの担当レベルの場合は、先ほどの営業職やマネジメント職と比較すると日本人である必要性は少し低くなります。

例えば営業と比べると社内でのやり取りがメインとなるため、給与の水準で比較すると日本語や英語のできるタイ人の担当者が優遇されるケースが多くなるためです。

(ただし例えば、日本本社との密な連携が必要とされるような場合は、日本人が求められることももちろんあります)

というように、日系企業の勢いがあった一昔前であれば「タイならとりあえず就職できるだろ」といった考え方で就職できるケースもあったかもしれませんが、現在は状況は変わりつつあり、その考え方は少しリスキーです。

常に「タイで働く日本人はどんなことを求められていて、自分ならどこであればより力を発揮できるか?」という視点を持っていることが、タイでの転職を考えていく上で重要になってきます。

ちなみに、ここまでのタイ就職事情については以下の記事で詳しく書いていますので、より詳しく知りたい方は良ければ参考にしてみてください。

【タイ就職/転職成功のカギ②】求人は選り好みしすぎず、まずは幅広く受けてみる

タイ就職は新卒の就活と似ている!?(書類選考の通過率は決して高くない)

特に人気の高いバンコク市街地での勤務を希望する場合、一つの求人に何十人も応募が殺到することも少なくなく、書類選考通過率は決して高いとは言えません。

これは「通過するかわからないけど、とりあえず数多く応募してみる」といった新卒の就職活動と似ているといって良いかもしれません。(おそらく日本で就活を経験した皆さんも、まずはたくさんエントリーシートを出した記憶があるのではないでしょうか)

タイでの就職/転職においても、最初から希望ドンピシャの求人だけ受けていくというよりは、「通過しなくて当たり前」「自分の評価を把握するため」といったおおらかなマインドで臨むのがちょうどよいと言えるでしょう。

「まずは書類通過してから考える」でも遅くない

仮に複数の書類選考を通過し、「この求人は他と比較すると志望動機が低いし、受けなくても良いかな」と思った場合、辞退することも実際は可能です。

というのも、求職者の選考状況と同様に、企業側の募集状況や選考状況も都度変化するものですし、しっかりと「今の選考状況を踏まえた結果、辞退する」ことを誠意を持って伝えれば、大きな問題に発展することは基本的にはありません。

企業が求職者を選ぶだけでなく、求職者側にも企業を選ぶ権利はあるのです。

【タイ就職成功のカギ③】最初から100点満点の転職を狙わない

まずは就業経験をつけて「土俵に立つ」

冒頭でもお話しした通り、タイでの就業経験がない日本在住者が選考の土俵に立った場合、どうしてもすでにタイでの就業経験がある求職者が有利になることが多くなります。

よっぽど他と差別化できるスキルや経験を持っていて即戦力になれる状況であれば別ですが、「まずはタイで就業経験を積み、土俵に乗ること」がタイでのキャリアアップを図る上で重要になってきます。

要するに目先の短期的な視点だけではなく、ある程度の長期的な視点を持っておく必要があるということです。

そうはいっても、仕事内容、給与、福利厚生、勤務地等々人によって求める条件は様々ですよね。

もちろんどれも満たせることがベストではあるのは当然ですが、(これは海外やタイでの就職に限らず)優先順位をつけていかなくてはなりませんよね。

そうなってくると、最初からあれもこれも満たすような100点満点の転職を狙うよりもまずは「タイで就業経験を積むこと」や「タイでの生活に慣れること」の優先順位を上げていくことも必要でしょう。

優先順位をつけた結果、仮にタイで働くことと同等あるいはそれ以上に重要視したい譲れない項目がいくつもある場合は、ある程度長期戦の覚悟が必要になるかもしれません。

買い手市場で企業側が選べる状況の今、採用担当者は経験やスキルだけでなく「どれだけ会社に定着してくれそうか?」「タイへの思い入れがどれだけあるか?」というように、”応募者のタイ就職の優先順位の高さ” を意識せずとも見ているのです。

そういった状況も踏まえ、まずは “「タイで働くこと/生活すること」の優先順位がどれだけ高いのか?” を整理するところから始めましょう。

と、ここまでリアルをお伝えしてきましたが、タイでの日本人就職のサポートを行う我々としても、

「海外就職への第一歩として、タイはとても適性の高い国だということ」

これは自信を持ってお伝えすることができます。

もしこれを読んで下さった方の中に、

  • 「海外で働くことに興味があるけどなかなか一歩を踏み出せない」
  • 「働きたい国や転職活動の軸が定まっていない」
  • 「とにかくタイが好きで住んでみたい」

そういった思いを持っていたら、方向性が定まっていなくともぜひお気軽にご相談ください。

お一人お一人に合った、最適な情報をご提供させていただきます。

「タイで働きたい思いは人一倍強いけど、なかなか納得のいく転職活動ができていない場合」

優先順位の整理はできたけど、それでもなかなか納得のいく転職活動が進められない場合ももちろんあります。

アジラボを運営するアデコタイランドでは、そんなタイ就職を本気で目指す方に向け、「タイで就業経験を積みながら、現地で転職活動を行える」プログラムをご提供しています。

こんな方向け
  • 海外で働いてみたいけど、なかなか一歩を踏み出せない方
  • 海外での経験が少なく、本当に就職できるか・通用するか不安な方
  • 一歩目の海外就職先として、タイ・バンコクに興味がある方

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